放電加工の事例研究:材料が表面仕上げに与える影響
2025年6月16日
同じように加工された類似部品が、なぜ異なる表面仕上げになるのか?その答えは、材料にある。
この事例では、類似した多角形の内形を持つ2つの部品を比較しています。一方はC45鋼製、もう一方はA7075アルミニウム製です。設計上の制約から、CNC加工ではなく放電加工(EDM)が選択されました。しかし、アルミニウムは軟らかいため、表面粗さがRa0.8を超え、加工前の穴の公差が厳しいため、放電加工後の研磨は不可能でした。また、設計要件から、CNC加工のためにフィレットを追加することも現実的ではありませんでした。協議の結果、顧客は多角形形状を維持しつつ、表面粗さの要件をRa3.2に調整しました。
材料選定は放電加工の結果に大きく影響します。精度を高めるための設計最適化をお手伝いいたします。

